「裏紙を使えばコスト削減になる」、という話

コピー用紙の裏は使うな
http://nvc.nikkeibp.co.jp/free/COLUMN/20070607/108073/


の話。

経費削減ということで「ミスコピーは取っておいて裏を使う」
たしかに、綺麗な紙を使うより経費削減に貢献しそう。

でも。本文では、裏に潜むマイナス面を指摘。
(1枚何十銭かの紙代を惜しみ、その対価としてどれだけ払うことになったのか)
・6種類の紙の分別時間
・(分別のための)箱6個分のスペースの賃借料
・ホチキスの針を外す作業時間
・ホチギスの針を外す作業中に指に怪我をした場合の治療時間
・表裏間違ってコピーした場合の再コピー代(紙の何十銭に対して3〜5円)、
・(裏を見て)勘違いからメンバーを叱り飛ばす時間
・(裏を見て不要と判断してしまい、捨ててしまったときの)ゴミ箱を漁る時間
・(裏を見て不要と判断してしまい、要件を見逃した際の)顧客信用の失墜
・使われなくなった裏紙をメモ用紙に作り変える作業時間

追記
・裏紙は、コピー機で詰まり易いので、その際の消費時間
 (急いでいるときの、心理面のマイナス)
 (修理サービスを呼ばないとコピー機が使えない、時間のロス)
・裏紙から漏れた(ときの)個人情報漏洩への対処工数


さてさて、この話。
昨今話題の「バイオ燃料をつかうことは、地球環境にやさしい」
と同じ発想だとおもう。

バイオ燃料をつかうことは、地球環境にやさしい」かもしれないが、
そのために発展途上国森林伐採されていては、地球環境にやさしいハズがない。


なお。
「蛍光灯を2本から1本にすれば電気代は半分になる」
そうかもしれないが、どれだけ経費削減するのかしら?
薄暗い中で仕事をする側の身になって考えているのかしら
と疑いたくなる。
こんな会社とは付き合いたくないなぁ〜

電気消費を押さえるホド地球環境にやさしい、と思うけど
蛍光灯を半分にするんだという短絡的思考でなく、
 消費電力がより小さい製品を使う
とか
 手元のライトを増設する
とか、
もっと創造的な解決案を提案する企業と付き合いたいなぁ〜