自宅待機の前日

新型コロナウイルスの感染拡大に対処するべく、「特別措置法に基づき『緊急事態宣言』を発出する」という事態になったのが4月7日水曜日。

 

職場の企業Xは政府の方針にそうという方向で連日役員が検討していたそうだ。そして、「明日4/8から5/6水曜日まで自宅待機」の連絡があった。

企業Xの社員は全員リモートワークになるので、職場になっている賃貸フロアーは閉鎖される。施錠できるのが社員だけなので。自宅待機になるので残ったあとちょっとの仕事を済ませて19:30過ぎに帰ろうとしていたところ、1次受けの企業Zのプロマネから「家にパソコンある?」「1ヵ月も仕事しなくなる」「リモートデスクトップ環境を構築するから(自分のパソコンを使って)仕事ができる」とノリノリで話をされてしまった。この分では、単なる自宅待機ではなくなりそうだ。

そして本当にそうなると職場の自分のパソコンにだけに置いてあるファイルが無いと何もできなくなるので、クラウドのフォルダに当面必要なファイルコピーをしていたら結局21時近くになってしまった。
リモートワークができるならば普段仕事で使用しているパソコンを家に持って帰ることができるのでかなり残念。というより何だか呆れてしまった。
リモートデスクトップ環境」(*1)でも「リモートワーク」(*2)でも勤怠管理をどのようするのか等の連絡や説明は全く無し。また、機密保護契約を新らたに取り交わすと予想されるが、個人所有のパソコンに過度の制限が掛かるような契約内容にならないか心配だ。何せ1次受けの企業Zは中国系の会社なので厳しそうだから。


(*1)「リモートデスクトップ環境」では、まず、自宅のパソコン<A>から企業Zが指定するパソコン<B>にネットワーク経由でアクセスする。そしてパソコン<B>を踏み台に企業Xのネットワークにアクセスして仕事する。
このケースでは、自宅のパソコン<A>がセキュリティ上のウィークポイントになる。過去のセキュリティ漏洩事案ではこのケースが多い。パソコン<B>から企業Xへのネットワークアクセスの部分は、平素より企業Zのオフショアとの間で通常使用されていて、企業Xのセキュリティレベルを達成している。
(*2)「リモートワーク」では、企業Xが事前に必要なソフトウェアをインストールしたパソコン<C>を家に持ち帰り、そのパソコン<C>から企業Xのネットワークにアクセスして仕事する。
このケースでは、パソコン<C>は企業Xのセキュリティレベルを達成しているのでセキュリティ脅威は最小になる。


リモートデスクトップ環境構築には2~3日掛かるらしいので、明日は部屋の片付けをしようと思う。Skypeでビデオ通話をすると部屋が見えてしまうので、ちょっと片付けておいたほうがいいだろう。


それと、3月が決算月なので、その次の作業は決算処理を一通り終わらせておくことだ。4/30に税理士事務所に郵送しておきたい。だから在宅勤務が始まる前に準備しておきたい。