Windows Updateは難しい

Windows Update が5時間掛かっても終わらない」
という内容の電話が掛かってきた。
saulはパソコンのサポートサービスもやっているのだw



「画面が固まったようになって何もできない」
「昨日もやったけど20分経っても終わらなかった」
「先月もこれと同じようだったし、今朝もう一回やり直したんだけどね」
確認してみると『このコンピュータに該当する最新の更新プログラムを確認しています』
という所だったので、電源ボタンを長押ししてパソコンの電源を強制的に切ってもらった。



「あぁ、電源は切れた」「これからもう一回やってみる」というのだけど
もう20時過ぎだしこれから何時間掛かるか判らないし「週末に様子を見に行きます」



先月も同じ質問があったし、いよいよハードディスクが壊れたかなぁ。。。






土曜日にお宅に伺って、パソコンを回収。
DELL dimension 4500c
Microsoft Windows XP SP3
Pentium(R)4 CPU 2.40GHz, 512MB RAM, 120GB HDD
購入したのは2003年だったかなぁ?
そういえばマザーボードの電池が切れていたので、CR2032を交換。210円、安いか高いかw




パソコンをセッティング。インターネットができるようにする。
「ネットワーク接続」を開くとローカルエリア接続が「ネットワークブリッジ」の分類に何故かなっていたので削除。自動的に「LANまたは高速インターネット」になる。





とにかく使ってみる。普通に使えるなぁ、ハードディスクは壊れてなさそうだ


最初は、Norton Internet Securityのライブアップデート
Adobe Reader6なのでアップデート Adobe Reader11へ
Adobe Flash Playerもアップデート Adobe Flash Player11へ

メッセージがポップアップされるよ?RealOneだってw
RealPlayer16をインストール
QuickTimeは使わないだろうからアンインストール


さてそれでは、Windows Updateをw

タスクマネージャを確認。
CPU使用率が100%?
これじゃ画面が固まったように見えるなぁ
コミットチャージがどんどん消費(値が大きく)なっていくなぁ?
一番CPUを使っているsvchost.exeの「プロセスの終了」をする




なんかへんだなぁ?[svchost CPU 100]で検索。
どうやら、Windows Updateのバグみたいだ

Windows XPにて「svchost.exe」のCPU使用率が100%になるバグが発生
2013年10月08日 11時29分31秒
http://gigazine.net/news/20131008-windows-xp-svchost-bug-still-spikes-cpu/

Windows XPWindows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する
17 Oct 2013 11:18 PM
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2013/10/18/windows-xp-windows-server-2003-windows-update-svchost-exe-cpu-100.aspx


(Windows Updateの)『自動更新』を「無効」に変更。以前は「更新を通知するのみで、自動的なダウンロードまたはインストールを実行しない」
ついでに、仮想メモリを1024MB Cドライブ固定に変更
プロセッサのスケジュールを「バックグラウンドサービス」に変更


KB2870699(9月公開分)をダウンロード、適用、再起動
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-069
KB2879017(10月公開分)をダウンロード、適用、再起動
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-080


対象パソコンは Internet Explorer 7 なので、選ぶの気おつけた。



いよいよ、Windows Updateの開始。
優先度の高い更新プログラム6個、再起動
0:00から始めて1:30の時点では適用対象の一覧が出てない。
コミットチャージは472MB前後で安定。
ほおっておいてドラマ2本とアニメ1本をみて4:00では一覧が表示されていた。
2010年の情報だけど、搭載メモリが小さいパソコンは1回目は遅いらしい。


マイクロソフトでは、一部のハードウェア構成の(主にメモリが 1 GB 未満) Windows XP で更新プログラムを確認する際にパフォーマンスが低下するという報告をお客様から受けました。 Windows Update チームが調査した結果、原因は Microsoft Update で配信されている少数の更新プログラムの検出ロジックが CPU とメモリ使用量が増加し、システムパフォーマンスの低下につながることが判明いたしました。既にこの検出ロジックは変更しておりますが、次の PC のスキャン (更新プログラムの確認) 時に一度だけ、再度パフォーマンスの低下が見られる場合があります。これは PC 内に検出ロジックが保存されるためですが、一度スキャンを実行すれば保存された検出ロジックのキャッシュは消去され、システムのパフォーマンスは通常に戻ります。」
[XP] wuauclt.exeとsvchost.exeが重い・・・・
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_xp-windows_update/xp/7cb84526-a064-400b-a6ad-326535084f35

「PC 内に検出ロジックが保存される」っていってるけど、インターネット一時ファイルを削除しても消えないですよね?w



追加選択(ソフトウェア)の更新プログラム12個中3個と(ハードウェア)1個、再起動
Driver update for Intel(R) 82845G/GL/GE/PE/GV Graphics Controller
追加選択(ソフトウェア)の.Net Framework 4 用の更新プログラム1個、手動で再起動
優先度の高い.Net Framework 4 用のセキュリティ更新プログラム9個、手動で再起動
追加選択(ソフトウェア)の12個中の.Net Framework 3.5 用の1個と.Net Framework 4 用の3個、再起動



ここまでくれば大丈夫かな?
(Windows Updateの)『自動更新』を「更新を通知するのみで、自動的なダウンロードまたはインストールを実行しない」に変更
もういちど、Windows Updateの開始・・・
したいのだけどInternet Explorerを開くと固まる
SYSTEMプロセスが14%位だけど、Internet Explorer のエラー報告が出力される
これはダメだ、やれやれだぜ ┐(´Д`)┌



(Windows Updateの)『自動更新』を「無効」に変更
Windows Updateの開始
優先度の高い更新プログラム19個!!!
追加選択(ソフトウェア)16個!!!
.Net Framework 3.5 を追加したからだ。。。
19個、再起動
それにしても、更新プログラムのダウンロードとインストールを実行中のある時点では、
コミットチャージは531MBであって物理メモリサイズを既に超えるよ、まったく


追加選択(ソフトウェア)13個の更新プログラムの.Net Framework 3.5 SP1の1個、手動で再起動

Internet Explorer の起動が遅い
Cドライブのディスクのクリーンアップを実行 11.3GB→12.2GB

Windows Updateの開始
追加選択(ソフトウェア)13個、これは何もしない
[Microsoft Windows XP]
Windows Server 2003 および Windows XP (x86) 用 Microsoft .NET Framework 2.0 SP2 更新プログラム (KB2836941)
Windows XPInternet Explorer 8
Windows XP および Windows Embedded 用の Windows PowerShell 2.0 および WinRM 2.0 (KB968930)
Microsoft Base Smart Card Cryptographic Service Provider パッケージ : x86 (KB909520)
Windows XPWindows サーチ 4.0 (KB940157)
Windows Media Player 11
Microsoft MS ゴシックおよび MS 明朝 JIS2004 対応フォント (KB927489)
[Microsoft Bing Desktop]
Bing デスクトップ v1.3
[Microsoft Silverlight]
Microsoft Silverlight (KB2636927)
[Microsoft Windows Live]
Windows Live おすすめパック




今回の作業はここまで。
結局、一日仕事でしたw
このまま自動更新は「無効」にしておこう
「毎月第二水曜日にWindows Updateを手動でする」ので自動でなくても大丈夫でしょう
なんにしても、ハードディスクが壊れた訳ではないのでよかった
でもWindows XPのサポート終了が来年4月に迫るので、次のパソコンを考えないとね



それにしても、今回みたいなWindows Updateの作業は、パソコン素人のお年寄りには難しいなぁ
時間掛かってやってられるか!って電源切られちゃうんだものねw
そんなことしたら次の起動だって出来なくなるカモしれないのにw
Windows Updateは、もっともっと「簡単」にならないとね
使っている人にそうとは気づかれないくらい、でも一回は再起動しなとならないし、そういった点でも完全自動化への課題は多そうだね
そうなると人手が要るか〜
「パソコンサポート」という仕事は、もっともっと考えると面白いかもね?ww