IT技術者は、もっと尖っていいんじゃないか?


初級シスアド」消える――情報処理技術者試験が大改革へ
http://www.atmarkit.co.jp/news/200709/07/ipa.html



新試験の「応用情報技術者試験」って不適切だとおもう。これじゃ画一的なIT技術者養成のように思える。「基本情報技術者試験」の上だ、って安易な考えに思えてならない。


IT技術者って、もっと尖っていいんじゃないか?



将来かなりの高確率で「個性的で高度な技術力を持つチーム編成をしよう」と考えるようになるだろう。でもそんな状況で技術者が例えば「データベースを極めよう。データベース技術者になろう」と思っても、そこまで行くのに、ITパスポート試験基本情報技術者試験応用情報技術者試験→データベースプロフェッショナル試験と4段階も掛かる。
これじゃ、途中で嫌になるよ。
新試験のレベル3の位置こそ、技術者の個性を明確にしやすく誘導するべき位置ではないかと考える。具体的には、例えばレベル4が「データベースプロフェッショナル試験」というなら、レベル3で「データベースベースド試験」とかの名称で、分岐できるようにする。
これなら、技術者はレベル3で複数の技術資格をチョイスできる。この方法なら、技術者はレベル3でも十分個性的になるハズだ。大体、例えばネットワークを極めたいと考える者が、プログラミングも極めたいと考えるとは思えない。
しかも、IT業界全体でも試験区分が増えるほうが、試験売上げ及び関連売上げが上がるだろう。これなら、個人も業界も国も(?)みんなに恩恵があるはずだ。


それから、現在「プログラマ」って職種はレベル4ではどうするのだろう。優秀な「プログラマ」は、公的資格では証明できない、って考えなんだろうか。システムアーキテクト試験の合格者が、期待する言語での優秀なプログラマである証明ではないだろうに。ということで、レベル3の「応用情報技術者試験」はプログラミングを極めたという意味で、もっと小さい範囲で使おう。システムアーキテクト試験の前とか。もっとも、開発言語に密接な試験内容ならば、ベンダー資格で代替できるのかもしれないが。。。