今日は仕事の最終日

9月から始まり当初は来年3月までの契約の仕事だったが、
経費削減が理由で年内いっぱいに変わり、今日が最終日。
結局、誇れるような成果は出せずに終了した。


「クビ」には違いない。


クビの原因を考えると「専門性違い」「経験違い」の二重苦だった。
多少の努力では、追いつかない。
それでも後半「もしかしたら出来るかも?」と思う瞬間もあったが
体力的に追いつけないという思いのほうが大きかった。


専門分野のベクトル線上の仕事だったらよかった
と負け惜しみをいっても仕方ない。
始まるときに専門性の違いも経験違いも判っていたが、
このときは既に3ヶ月無職状態で貯金も無くなり
他に選択の余地が無かった。
いや、断れば別の仕事があったかもしれないが。


現在の世間の状況をかんがえれば、
専門外であろうと、
早く次の「仕事」に就かなければならない。


先方の営業に言われた。
「(どこかの会社の)正社員にならないんですか?」
「もう少しするとスキルがあっても年齢的な理由で、仕事はありませんよ」




帰り道の乗換ターミナル駅の地下通路の左右に
ホームレスの人たちが座っている。
20人前後はいるのではないか。
彼らと自分は、結局同じだ。
仕事が無ければ、早晩住むところが無くなる。
そのうち、自分もここに座っているのかもしれない。
そういう考えにとらわれ、足早に通り過ぎた。