SHARE からビジネスを生みだす新戦略

最近の「太陽光パネルの設置」という話題から「シェア」という単語が思い浮かんで本書をちゃんと読もうという気持ちになった。「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」はずっと前に読んでいたけど、こちらは何だか手がでなかったのだ。


部屋を見渡せば所有しているものばかり。でも世の中は、所有よりシェアをするビジネスが立ち上がっていて、実は自分の直ぐそばまでジワジワ浸透してきているのだ、と考えさせられる。実は本書を図書館で借りて読んでいるのだけれど、図書館自体もシェアだった。クラウドサービスがサーバー機器・ネットワーク機器・設置場所のシェアだと拡大解釈するなら、これはもう自分にとって切実な話だ。

本書はいろいろな例を紹介してくれているのだが、読み進めるにはちょっと退屈なところがある、のは自分だけかな。


SHARE<共有>からビジネスを生みだす新戦略
レイチェル・ボッツマン, ルー・ロジャース
出版社: 日本放送出版協会 (2010/12/16)



メモ:

プロダクト=サービス・システム(PSS)
再分配市場
コラボ的ライフスタイル


コラボ消費の四大原則
 クリティカル・マスの存在
 余剰キャパシティの活用
 共有資源(コモンズ)の尊重
 他者との信頼


デザイナーの役割は
必要な努力レベルを下げることで、ユーザーの意思の力にかかわらず
システムが目的を達成できるようにすること
239ページ


ファシリテーション
協働促進。物事を安易に、円滑にすること。
236ページ


http://www.share-biz.jp/
sfpw-6366(図書館の蔵書なので登録してはいけません)

http://shrd.jp/