スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズAppleのCEOを辞任 - GIGAZINE 2011年08月25日
http://gigazine.net/news/20110825_steve_jobs_resigns_from_apple/
http://www.apple.com/jp/pr/library/2011/08/24Steve-Jobs-Resigns-as-CEO-of-Apple.html
というニュースのあとになって、また読んでみようと思った。



この本は、プレゼンテーションの極意という扱いだ。きっとビジネススクールや社内研修などを通じて、この本で紹介されているいくつかのテクニックは、継承されていくんだろう。っていうか、もう既に以前から取り入れている人もいるとおもうケド。



でも、そういう読み方をしないとき、読み物としても十分に面白い。スティーブ・ジョブズのエンターテイナーとしての側面を楽しめるからだ。 Appleギークスティーブ・ジョブズにカリスマ性を感じるのは、音楽ファンがマイケル・ジャクソンに感じるものと同じなのではないだろうか。



「現実歪曲フィールド」を産み出す力を「ジョブズ」という単位に名づけて、1ジョブスとか750ジョブスとか、新しい人事考課項目になったりして。




104ページ、「魔法の数字3」と米海兵隊の話がある。ウエストポイント(米陸軍士官学校)でのリーダーシップ論を書いた本に似たような記述があったなぁ。以前、3人をチーム編成の最小単位にしようしたことがある。結局5人にならざるえを得なかったりして、やりきれなかったけど。
ネットで検索すると「ウエストポイント式 仕事の法則 」出版社: 日経BP社 (2002/05) ISBN-10: 4822242730 という本が見つかる。でも、自分が読んだ時と装丁が違うので何ともいえない。青一色だったような。。。緑一色だったような。。。


392ページ。「思うに日本の大企業の人は、大事なことを伝えることよりも、些末なことであっても書いていないと言われることを心配しているのではないかと思う。」「(メールが長文になること対して)相手はおそらく読んでないが、書いたという事実を残し、責任を転嫁することに意義があるようだ。」その通りだと思います。書いてないと突っ込むのが、日常です。そのくせ、行間を読めとか、そんなの常識だろう、とかいう。お前の常識はオレの常識じゃない、と心の中でつぶやく。



スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」
出版社: 日経BP
ISBN-10: 482224816X
ISBN-13: 978-4822248161
発売日: 2010/7/15

プロローグ
第一幕 ストーリーを作る
シーン1 構想はアナログでまとめる
シーン2 一番大事な問いに答える
シーン3 救世主的な目的意識を持つ
シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
シーン5 ロードマップを描く
シーン6 適役を導入する
シーン7 正義の味方を登場させる
幕間その1 10分ルール
第二幕 体験を提供する
シーン8 禅の心で伝える
シーン9 数字をドレスアップする
シーン10 「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
シーン11 ステージを共用する
シーン12 小道具を上手に使う
シーン13 「うそー!」な瞬間を演出する
幕間その2 第一人者から学んだシラー
第三幕 仕上げと練習を行う
シーン14 存在感の出し方を身につける
シーン15 簡単そうに見せる
シーン16 目的に合った服装をする
シーン17 台本を捨てる
シーン18 楽しむ
アンコール