復興は自然エネルギー事業の成長と共に


「現在、日本の発電電力量比率はLNG(液化天然ガス)28.3%、石炭25.2%に対して石油は10.3%となっている」※wikipediaから http://bit.ly/n0MWrx


脱原発原発依存度を低くする方策をとると、火力発電の運転が増える。


火力発電の欠点は「CO2や、燃料の種類によってはNOx(窒素酸化物)・SOx(硫黄酸化物)等を多量に排出する。」※wikipediaから http://bit.ly/nfVbfc


原油液化天然ガスの調達価格の上昇反映を理由に、東京電力は電気料金を値上げした。
火力発電は石油だけではない。日本は品質の良い石炭を海外から購入している。いま開発途上国は石炭の輸出で外貨を得ている。石炭の調達価格が上がらるだろうか、今時点ではわからない。


でも、日本の火力発電設備の環境対策は世界最高水準ではなかったか?火力発電への依存度がいくらかの期間上昇しても、それは他と比べて避けなければならない選択肢なのか?


原子力発電の運転が増えると、原発助成金と最終処分のあての無い放射性廃棄物、賠償責任積立金が増える。
事故発生の蓋然性はとっても低かったのに、それは起きてしまった。
いま私たちには数字の小ささに安心できず、それに備えずにはいられない。
今回の福島第一原発の周辺地域は、今後数十年は住めなかもしれない。水も土も草も空気も、以前のように「きれい」とは言えなくなった。
地震国日本で、原発の立地を新たに許されるだろうか。すると、もう原発は今より増えない。いまの原発には耐用期限がある。すると、近い将来、耐用期限の延長が決議されるのだろうか。


世界市場では、原子力関連事業では日本は苦戦している。シロウトが知らずにいうなら、フランスやドイツには敵わないし、韓国にも負けている。この事業分野は成熟してしまったのではないか?この分野をビジネスの主戦場にすることは、高リスクではないか。


これに対して、自然エネルギー発電はどうだろう。
他と比べての発電効率の低さ。自然エネルギー割合は現在1%程度で水力発電を含めても約10%という影響度。
でも、この分野は各国まだ研究途上だ。自然エネルギー事業は中東で大規模プロジェクトが進行中のようだが、業界は成長中であり決定的ではない。



火力発電はCO2排出でダメ。
原子力発電は多額の助成金と増加する賠償金と先の無い放射性廃棄物と事業成長性の低さでダメ。
自然エネルギー発電は発電効率と今時点の影響度の低さでダメ。
それでも、自然エネルギー発電は他と比べて事業成長性がピカイチ!だと思う。



東日本復興というか日本の復興は、自然エネルギー事業の成長と共にあるのだ。