計画それ自体に価値はないが、立案はすべてに勝る

アイゼンハワー大統領のスピーチ(1957年11月14日)のなかの言葉だそう。
「何か非常事態について計画を立案をしているなら、そもそもこの非常事態は予期せざるものであり、成立した計画通りには事は進まないから」という。なるほど、もっとだ。
今回の福島原発事故のとき、想定外の状況でどのような意思決定がされたのだろうか。いつかドキュメンタリー番組になるだろうか。是非観てみたい番組だ。でも情報公開が例えば50年後になってしまうのなら残念なことだ。



「計画それ自体に価値はないが、立案はすべてに勝る」
http://lifehacking.jp/2011/05/planning-is-everythin/
Monday, 2 May 2011 lifehacking.jp



計画(マニュアル)通りにはもともと進まないのだから、非常時には計画を立案した思考を再認識して臨機応変に行動を決するほうがよい。
でも、この言葉は軍の最高司令官としての思考だと思う。もし、1兵卒が非常時だから計画を立案した思考を再認識して臨機応変に行動を決していいんだ、なんて考えたら軍隊としては致命的だ。行動の決定までには意見を具申したとしても(意見を発することが許されたとして)、決定がされたあとはその計画の遂行に全力をかける。それが司令官と兵卒との差だとおもう。だから非常事態に対して自分が司令官の立場か兵卒の立場かで、言葉の意味が違うと考える。