コンピュータ研究会4月例会の記念講演をきく

講演題目: ケータイ事業者からみた「これからの社会と経営」
講演内容: ケータイはPCに変わるこれからの戦略的ITツールとなった。現在、シェア争いに鎬を削るケータイ事業者の状況と、こうしたケータイ事業者から見たこれからの社会や文化の変化と、ITツールとしてケータイを駆使するこれからの経営の在り方を語る。
講演講師: ソフトバンクモバイル株式会社 常務執行役員 平野尚也様


ソフトバンクモバイル(現在までの)勝因
・明確なビジョン − インターネットカンパニー
・明確なKGI − シェア、ARPU(Average Revenue Per User)
・明確な戦略目標 − (2006年時点で)10年以内にNo1キャリアになる
・数字に基づく意思決定 − 必要とあれば3,000回のシミュレーション
・迅速な意思決定 − 会議はエンドレス、結論はその日のうちに出す、現場主義(現場の人間を呼んでしまう)
・タイムリーなモニタリング − 5回/日
・モニタリングに基づく意思決定 − 24時間臨戦体制


○ネットは驚異のリピート率(インターネット白書2006)
同じサイトで定期的に購入する製品・サービスがある 20.5%
時々同じサイトで定期的に購入する製品・サービスがある 21.5%
異なるサイトで定期的に購入する製品・サービスがある 3.0%
時々異なるサイトで定期的に購入する製品・サービスがある 5.7%
定期的に購入する製品・サービスは無い 47.7%
不明 1.6%


○IP世代の購買行動
1990年代:IPG=PC世代
2000年代:IPG=モバイル


○IT経営のポイント
Profit=Revenue−Cost
リードタイムミニマイズ
CRM