動かないコンピュータ2


「サーバを再構築する」ことで方針は決まった。

修理から戻された別のサーバー機器が、手元にあるのでこれを使う。
Windows 2000 Serverをインストールし、必要なセキュリティ対策をする。SQLServer 2000をインストールする。Oracle ODBCやBASP21等をセットアップする。最後にアプリケーションをセットアップする、という手順でおこなう。

日次処理は、その半分をSQLServerローカルパッケージ(以降、DTS)で行なっている。SQLServerを復活させることが、重要なポイントだ。

そこで、バックアップのDATを確認する。なんと、最新でも2006年4月の時点のものしかない。昨年の年末年始の長期休暇の前にバックアップを取得しているハズだったが、実際には行なわれていなかった。質問すると「インターネット本番サーバのみでよいという話だたので、バックアップを取得していない。」とのこと。真相の追究は先送りする。
さらに、2006年4月のバックアップを確認したところ、SQLServerのフォルダの存在は確認できたが、フォルダの中にSQLServer_Data.MDFとSQLServer_Log.LDFは無かった。SQLServerは、DATに正しく残っていないのだ。

とにかく、見つかったバックアップは6本あった。これを、一旦HDDへ戻して、そこから必要なファイルを復元する。

バックアップが無いならば、DTSは手探りで作らなければならない。仕様書はあることはあるが、DTS部分は俗人化していて、詳細部分は記述が無い。また、DTS以外も2006年4月が最後のバックアップならば、それ以降のバグフィックスや機能追加などは消滅している。現実には、完全な文書化は無いので、手探りでの復旧となる。


代替機のサーバーはDATドライバがインストールされていないらしく、DAT機器は付いているが読み書きができない。まず、ドライバを探すところから始めなくてはならない。


サーバー機器の環境構築作業は、3/30(金)から3/31(土)及び4/1(日)にかけて行なう。アプリケーションの復旧は、サーバーが準備された後の4/1(日)から始める。


(続)